22 オレンジデイズ

 

テレビで放送されていた当時はまだ小学生とかで、物語も言葉の意味もよくわからないまま見ていたけれど、それから何度も何度も再放送を見て、ビデオも台詞を覚えるくらい繰り返し見て、わたしの世界で一番好きな日本のドラマになりました。

 

人に話したら、またドラマの話かって思われるかもしれません。所詮わたしはミーハーで、流行りのドラマや映画が大好きだし、単純だからその世界観にすぐに入り込むことができて、その主人公の気分になりきって浸ることも大好き。

だけど、このドラマは、登場人物の誰の気持ちにもなれなかった代わりに、台詞1つ1つの意味を大事に自分なりに考えることができた唯一のドラマです。ただの聴覚障害の女の子と健常者の男の子が恋をするドラマでもなく、大学生の男女5人が青春をするドラマでもなく、いろいろなことを教えてくれるようなドラマです。

 

 

人を思う気持ちとか。

聴覚障害を持ちながら音楽の才能のあるヒロインの沙絵ちゃんが、聴覚障害のせいでいろんなことが上手くいかなくて、人の優しさも素直に受け取れないようになってしまって、「何で私ばっかりこんな目に合うのよ!」って主人公の櫂くんにあたってしまう3話。

その時の沙絵ちゃんに「君の気持ちも分かるけど、君はいつも自分の気持ちばっかりだ。相手にだって気持ちはあるし、事情はあるし、悩みもある。生きるのが苦しいのは君だけじゃない」って言う櫂くんの台詞。

特別な誰かなんていなくて、楽しい時も悲しい時もあるのはみんな一緒で、だから思い合わないといけないのかな。自分の気持ちだけで怒ったり、自分の気持ちだけで優しさをうたったり、、人を思うって難しいことなんだって思ったり。

 

 

それから、大人になることとか。

綺麗な夕日に向かって、オレンジの会のみんな一人ずつ未来に何か誓おうよ!ってなる9話の1シーン。声に出すのは恥ずかしいから手話でってことになって、みんな手話で表現できる、「正直でいられますように」とか「強くいられますように」とか「優しい人であれますように」とか簡単なことを誓うんだけど、その簡単だと思っていたことたちが、大学を出て社会に出た時に、どれだけ難しいことか分かるっていうところ。

学生の頃の当たり前や簡単が、社会に出たら変わるんだなって、社会人1年目のぺーぺーのわたしでも分かる。当たり前じゃ通用しないことがたくさんある。

でも諦めるのは違うかな。そういう風に思えてたことを忘れちゃいけないなと思う。うまく言えないけれど。

 

 

 

まだまだまだまだ

オレンジデイズから、自分なりに考えたことはたっくさんあるけれど、あんまり言うと自分でも恥ずかしくなってくるからやめよ。。笑

それからうまく書けなくて悔しいし。笑

 

 

 

なんで急にオレンジデイズかというと、天下のアマゾンプライム様です。ありがとうございます。

 

 

この季節になったらいろいろなことを思い出すなぁ。

みんなで鍋をつついたりクリスマスパーティーをしたり。音楽をしたり。

毎日必死に幸せ探してた。

 

 

 

社会に出たら、大人になったら、特別な幸せは探せないのかもしれない。特別な幸せがなくなるのかもしれない。でもそのかわりに、当たり前が幸せになる。

友達や家族がいること、仕事があること、お休みがあること、毎日があることが幸せになる。

 

だから学生の時に、特別な幸せを探すだけじゃなくて、ほんのそばにある当たり前も幸せだと思えてたら、もっと時間を大切に過ごせたのかな。とかも考えた。

無理な話かもしれないけど。

 

 

今思うと、一年前のわたしは心底幸せだった。もったいないくらい。

でも今だって幸せ。明日から連休だし!笑

 

 

 

 

おわり