136 ハジマリノウタ遠い空澄んで

 

中高時代の同級生はみんな

よく知っているのだけど

わたしは中学2年生ぐらいから高校卒業まで

いきものがかりというバンドが

とても好きだった。

CDは全て買っていたし、

ライブツアーにも必ず参加するほど。

そしてそれはいきものがかり

メジャーデビューをして

じわじわと世間に見つかり始めてから

オリンピックの曲を歌うほどの国民的バンドに

なって彼らのピークに達するまでの時期と、

ぴったし重なっていた。

だからなおさら、応援するのが

楽しくて仕方なかった。

 

いきものがかりの作る曲は

どれもまっすぐだった。

まっすぐ過ぎて、音楽好きからは

ダサいと評されていた気がする。

でも彼らはダサいことに誇りを持っていたから

それがかっこいいと思った。

老若男女誰が聞いても

良いメロディー、良い歌詞であることが

ダサいと評される時代に

ダサいことを貫いているのがかっこよかった!

 

けれどもわたしは大学から音楽を始めて、

いろんな音楽に触れたせいか

ダサくないとされているけど

結局ダサい方の人間になって、

それと同時にいきものがかり

表舞台に出てくることが少なくなった。

そうして気が付いたら、

わたしはファンでもなんでもなくなっていた。

 

それでもたまに、

そのまっすぐすぎる曲を

聴きたくなる時があって

その時には、当時狂ったように聴いていた

お気に入りの曲を流した。

そしたらいつだって、

中高時代のピュアな気持ちになれる。

逆もしかりで、ドス黒い気分の時に

いきものがかりの曲が流れてくると

眩し過ぎて嫌気がさす時もある。笑

もうピュアにはなれんのよ!!って。笑

音楽って本当すごいよな!

 

それで、もちろん

オリンピックの曲とか、朝ドラの曲とか、

CMの曲とか、ドラマの曲とか、

有名な曲も良い曲ばかりなんだけれど

わたしのお気に入りの曲というのは

全部シングルのカップリング曲や

アルバム曲で。

でもこれって好きなバンドあるあるやんね。

メジャーな曲より

隠れた名曲を好きになりがち。笑

 

で、それらの曲のほとんどは

左にいる有名な水野さんじゃなくて

右にいる山下さんが書かれた曲なんです。

 

そして、今日その山下さんが

いきものがかりを脱退するとのニュースを

目にして。

ファンでもなんでもないわたしだけど

さすがにびっくり驚いたとともに

お気に入り曲の数々を思い出して

すっっごく、なんだろうな、

悲しい、でもないし

寂しい、でもないけど、

青春がまた一つ"昔"になって消えていく感覚

というか

なんかそんな気分になりました。

もちろん曲はいつだって聴けるし

変わらないのだけど、なんだろうなぁ。。

 

本当に好きな曲がたくさんあって、

その中でもタイトルの曲は

当時しぬほど好きだったな〜

なぜそんなに好きだったかというと

もちろんメロディーや歌詞が好きというのも

あるのだけど

車でこの曲を流すと

お母さんが決まって

この曲聴くといつも泣きそうになるわ〜

いい曲だよね〜

って言ってくれるのが嬉しくて。

なんかそれで余計好きだったな。

 

というのを思い出して

いま聴いていたら、

なんか涙が出そうになってきた!

本当に本当にいい曲だな。

まっすぐだなーーーーーーーーー

 

 

わたしの大切な青春を彩ってくれて

ありがとうございましたと伝えたい。

オンラインライブチケット買おうかな!?

 

 

おわり